「人権を語る会」、好調な出足
こんばんは🌃!
今日の昼は、私たちの居場所(「ワーカーズコレクティブ風車」、地域活動支援センター)にて、記念すべき第1回、初めての、
「人権を語る会」
が開催されました。
👆こちらの過去記事に、「人権を語る会」を発足した経緯を書いております。
この「人権を語る会(以下、語る会)」は、風車で月に1〜2回の頻度で定期的に開かれているオープンダイアローグ会とは、また趣きの異なった会合です。
オープンダイアローグ会が、悩み事などについての相談・交流会的な性格を持っているのに対して、語る会は、もっと踏み込んだ、人権についての意識などを議論し合い、啓蒙し合える場、としたいという発想から生まれました。
第1回目のテーマは、
「障害者就労の問題点と人権について」
となりますが、障害者就労(支援)をテーマにしてはいますが、たとえお金という対価を得ることができなくでも、その人の状況によって、その人それぞれの「やり甲斐」を見つけられるか、否か?が重要であり、何がなんでも働かねばならぬ、というわけではありません。
その人それぞれの生き方で良い、というスタンスが会の前提なのです。
それでは、私が、これまでの障害者雇用などを体験して感じた実際の問題点は?と言いますと、
◯例えば、ハローワークの障害者枠の求人募集を見てみても、職種がとても限られてしまっているか、募集自体が極少ない傾向にあります。
なのですが、
どうして、そうなってしまうのか?
という意見を求めたら、
●「障害のある人」と「ない人」とを分けて扱うという考え方が一般的になってしまっているため、一緒に活動するという当たり前のことに対して、まだまだ敷居が高いので、いろいろな企業からの募集が無い。
●知的・身体障害者の求人はあるが、精神障害者の求人はまだ少ないのでは?
または、
●「精神障害を持つ人」たちは、既に結構な数が企業で雇用されているので、募集自体が無いと考えられる。
などという回答が出ました。
そして、
「仕事は本当に誰しもがやらなければならないのか?」
という根源的な問いかけも出ましたが、
●就労へのチャレンジは、どう進めるべきかは自分で選択することであって、就労だけが全てではない。
●「生き方の手段のひとつ」として仕事を捉えれば良い。
どういう生き方であれ、人の数だけ多様な生き方があって良い。
●稼ぐためではなく、幸せになるために生きている。
などの意見が出ました。
そして、語る会の締めくくりの言葉として、
●個人が仕事をできるかどうかでもなければ、何かができるから働くというわけでもない。
周りがもっと、個人を配慮、カバーしながら、やっていける社会であってほしい。
●学校で、障害のある人、ない人を分けてしまうから、社会に出ても障害者をなかなか受け入れられない、お互いのコミュニケーションを図れない。
お互いの付き合い方が分からないから分けざるを得ないのだが、それを超えた合理的配慮が必要。
●人から必要とされることがあるならば、なにもそれは仕事でなくてもいいのではないか。
●その必要とされることが見付かる場所が、この「風車」であって良い。
●仕事に拘らず、生きていれば良い。
といった深〜いコメントが出ました。
最後に、参加者の感想(抜粋)を。
●就労問題と人権問題を何故絡めるのか最初のうちは分からなかったが、議論しているうちに分かった。
●参加してみて、障害当事者の人権問題などを話せて良かった。
などでした。
〈私の感想〉
●僕は、お金は暮らしてゆくのに困らないだけ(の収入)があれは良いという考えで、今は向精神薬を飲んでいるための疲れ易さもあって、極力無理はしないように心掛けています。
現在の生活保護での暮らしは、確かに楽ではありませんが、かと言って無理して働いて体を壊してしまったら、それは本末転倒となってしまいますので、自分の身の丈に合った暮らしを今後も営んでいこうと思いました。
以上です♪
私は、今日は、主催者としてはコメントはやや少なめでしたけれど、その分、他の参加者の皆さんが、活発な議論や発言をしてくれましたので、今日の出来は御の字とさせていただきます!
今日の語る会は、初回としては良い手応えでしたし、今後、月1回くらいのペースで続けていこうと企画しておりますので、その時は、よろしくお願い致します♪🙏✨🌟
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👆私が定期的に通っているサードオピニオン会(積極的な対話と減薬による快復を目指す相談会)を主催している全国オルタナティブ協議会のホームページです♪
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終わり
感謝🙏
藤巻夢衣™️より
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